フライブルク便り13

  • 2014.09.01 Monday
  • 16:56
みなさん こんにちは。

 1年間はあっという間に過ぎてしまい,もう最後のお便りとなってしまいました。8月に入ってから涼しくなり,ドイツではもう「秋」を感じます。

 今回はエコステーションのエコガーデンの様子や,そこでのボランティアについて書きます。フライブルク便り8でも少し書きましたが,エコガーデンは私が住んでいるところから歩いて15分くらいの所にあります。
 火曜日の9:00〜13:00,木曜日の14:00〜17:00の2回,通っています。木曜日には多い時で10名くらいのボランティアの人が集まります。火曜日は責任者(庭師)のフリッツと私ともうひとり(松山大学からの1年間の交換留学生の女子学生)くらいです。もともと火曜日はフリッツだけで手入れしていたのですが,フリッツに誘われて行くようになりました。エコステーションには,「自由意思での環境の1年」や「自由意思での社会活動」という制度を利用して,高校を卒業したばかりの若者が年に2人程,1年間研修生として毎日来ています。徴兵制度があったころは兵役代替勤務として社会活動を行う若者が多かったのですが,徴兵制の廃止(2011年7月)にともなって,上記の制度が男女ともに行えるボランティア制
度として多くの若者に利用されるようになりました。彼(女)らは,エコステーションの仕事の手助けをしたり,エコガーデンでの庭仕事もします。その中のひとりマックスはJ,8月までで研修を終え,9月からはフライブルク大学で環境学の勉強を始めるそうです。マックスは時々,みんなにいろいろなハーブについての説明をしてくれていました。

 ボランティアなので(!?)みんなテキトーにやって来てテキトーに帰って行きます。でも一応何人か揃ったら,まず,フリッツを中心にして庭中を見て回ります。「自然や植物をよーく見るのが一番。植物がいろいろ教えてくれるよ」とフリッツはいいながら,その日何をするかを指示したり,相談したりします。
 エコガーデンは2500屬發旅さがあります。その半分はきれいにととのえられた庭で,もう半分はあまり手を加えてない自然状態を生かした庭になっています。きれいにととのえられた庭は,訪れる人たちに見てもらうためのもので,自然状態の庭では子どもたちが遊んでいます。私たちボランティアの仕事は,おもに草取りと剪定です。
 庭には約100種類ほどのハーブが植えてあるハーブ園と,季節ごとの花が咲きみだれるいくつかの花壇と,珍しい種類の野菜も植えてある野菜畑があります。そのほかに林檎,かりん,桃,いろいろな種類のプラム,さくらんぼ,栗,苺や木苺などのベリー類,などの果物,大きな菩提樹の樹もあります。菩提樹というとシューベルトの歌曲「冬の旅」に出てくる樹として知られていますが,花や実は乾燥させて,お茶にして飲むことができます。リラックスしたい時や,寝しなのお茶として安眠作用があるようです。IMG_6815 (800x533).jpg
 それから野生蜂が巣作りをするための巣箱もあります。これは蜂蜜をとるためのミツバチの養蜂箱ではなく,いろいろな花の受粉をしてくれる野生蜂のためのものです。巣箱のおかげなのか,エコガーデンにはたくさんの蜂がぶんぶん飛び回っています。刺したりしないし,かわいいですよ。IMG_6642 (800x533).jpg
 見た目にきれいなように,草取りはもちろんですが,増えすぎたハーブは根っこからごっそり取ってしまったり,人が通りやすいいように剪定したり,隣の植物に触れすぎている葉を剪定したりします。庭って,徹底的に管理されたものなんだなぁ,と改めて理解できます。最初は,せっかくのびのびと成長してるのにかわいそうと思いつつ切っていました。でも,だんだんと目も心も慣れてくると,「ここは切った方がいいね!」というのが分かるようになり,バシッと切っています。
 草取りをするのに,こちらでは立ったままで作業できるように「クワ」を使います。「これでこうやってするんだよ」と初めに教えてもらったのですが,どうにもやりにくく,結局はしゃがみこんでシャベルを使ってやっています。
 取った草や剪定した枝などで堆肥を作っています。この堆肥はおもに野菜畑や花壇に使っています。
 見た目をきれいにということはあるのですが,虫は,大歓迎!私は,大きな青虫を見つけてしまい思わず「ワー!」と叫んでしまったのですが「これはきれいな蝶々になるよ。う〜ん。いいね〜」と嬉しそうです。見た目はきれいに整えるけど,より自然に近い状態を見せるということのようです。先ほどの菩提樹にもたくさんの虫が付いていて穴だらけだったり,虫が葉っぱに包まっているのが分かるのですが,おかまいなしです。
 6月初旬,さくらんぼの樹には,鈴なりの実がなっていました。とても高い樹で,はしごを使って樹に登り,たくさんのさくらんぼを収穫しました。食べながら採るという感じで,夢のような体験でした。とても甘くておいしかったです。でも収穫したさくらんぼを家に持って帰りよく見ると,けっこう虫喰いの穴があってびっくり!樹の上では食べるのと採るのに一生懸命で,よく見てなかったのですが…。まぁ無農薬ですからね〜。
 木曜日の庭仕事の後には1時間くらい,みんなでお茶会をします。先ほど書いた大きな菩提樹の樹の下や,庭が見わたせるところにテーブルと椅子を運んで,庭のハーブを摘んでハーブティーにします。お茶といっしょに,パンに手作りジャムや手作りお菓子,時には庭で収穫した木苺や桃などを食べます。とってもいい気分です!みんながいろいろおしゃべりしている内容は半分もわからないのですが…。
 ハーブティーにするのに,庭から摘んできたハーブは洗わずにそのまま生で使っています。洗うと香りが逃げるのでしょうね。ハーブだけでなく,収穫した果物もそのままパクリと食べます!先日も,採ってきた桃を皮もそのままでパクリ!おいしい!桃がこんな自然な育て方でおいしくできるなんてびっくり。
 庭仕事をするにも,庭でお茶を飲むのにも,日本とは違って蚊がいないのが,快適です。びっくりすることに長袖長ズボンの姿なのは日本人だけで,みんなタンクトップに半ズボンでサンダル。(マックスは大抵裸足!)えー!!庭仕事でその恰好?と驚きます。日本ではありえないー。
 フリッツが「マサノブ フクオカを知ってるか?今彼の本を読んでいるけど,とてもおもしろい」と言っていてびっくり。伊予の福岡農園の福岡正信さんは,ドイツのエコ農園家にも影響を与えているんですね!
 植物の名前がおもしろくて,覚えやすく,名前を教えてもらうのが楽しみになります。たとえばタンポポはLoewenzahn「ライオンの歯」という意味ですが,葉っぱがギザギザだからでしょうね。キンポウゲは Hahnefuss「鶏の足」で,葉っぱが鶏の足に似ているから。またキオンという雑草はGreiskraut「白髪の植物」。花が終わった後の綿毛が白髪みたいだから。またアイリスはSchwertlilie「刀のユリ」。葉っぱが刀みたいだから。とてもたのしいネーミングですよね。
 きのうの庭仕事の最初の仕事は,キンセンカの花を摘んで,乾燥させるように吊るすことでした。10日ほどで乾燥しますので,瓶に保存して,お茶に入れたり,手作り石けんに入れたりします。花を切るとまた次から次に花を咲かせます。IMG_5343 (800x533).jpg

 午前中には幼稚園の子どもたち,午後にはいろいろな年齢の子どもたち,それから一般の人たちが訪れています。子どもたちは赤や黄色,青などの花や葉っぱ,小さな池(この池には大きなカエルが住んでいて,横を通ると驚いてドボ〜ンと池の中に跳び込みます)からはドロを取って来て,すり鉢でつぶして,自然の染料を作って絵を書いたり,枝にパン生地を巻き付けてたき火で焼いたり,堆肥の土を取ってどんな虫がいるか虫めがねで観察したり,ハーブの香りを嗅いだり,食べてみたりして楽しそうです。子どもたちの世話をしているのは研修生の若者です。こうやってここを訪れる学校や幼稚園のクラスは,毎年200をこえるそうです。(ひとクラスの人数は10〜15人程度の少人数です)こどものころにこの
ような体験をすることは大切ですよね。

 先日,ボランティアから帰る途中の湖公園でリスを見かけました。両足をぐっと踏ん張って立って,両手で木の実を土の中から採って,木の実をかかえて逃げて行きました。かわいい!こうやって身近に見ることができるのも,もうあと少しになってしまいました。

 それでは みなさん お元気で。帰国しましたら,またよろしくお願いします。
                                    2014年8月29日

フライブルク便り12

  • 2014.07.28 Monday
  • 17:32
フライブルク便り12

                                                エコル 松尾 和子

 みなさん こんにちは
 
 もう7月も終わりに近づいてきました。こちらは暑かったり,涼しかったり,雨が降って寒かったりで,いかにもドイツらしい天候です。こちらに滞在するのも早いもので,あと1ヶ月とすこしとなりました。

 今回は「天然酵母パン」について書きます。
 去年の8月にドイツに来て,おいしいお菓子やいろいろな種類のパンを食べて,「う〜ん そーかー」と感心しているだけの毎日で,こちらでもお菓子やパンを「焼きたい」とはまったく思っていませんでした。でも,突然今年に入ってから「せっかく時間がたっぷりあるのだから天然酵母パンに挑戦してみよう!」と思い立ちました。以前たぶん24〜5年前に「ホシノ天然酵母」で焼いたことがあったのですが,うまくできなくて挫折した経験があります。それ以来,あこがれはあるのですが,なかなか,またやってみようという気にはなれなかったのです。でもこちらでは時間的にも気持ち的にも余裕があるので,再度挑戦!
 それでインターネットでいろいろと情報を得て,自分なりに作りだしてみました。私の方法を簡単に書いてみます。
酵母水の材料:無農薬のリンゴ  水
.螢鵐瓦鬟競ザクと適当に切って煮沸消毒したビンに入れる。皮も種も全部入れる。水をひたひたに入れて冷蔵庫に1日入れておく。
⊆鴫垢暴个掘1日に何回か振る。数日でブクブクと泡が出てくる。1週間ほどでできあがり。リンゴは取り除いて,酵母水ができる。IMG_4054 (800x533).jpg

パン種の材料:酵母水 全粒粉
々敲貎50奸ち肝格60gを別の煮沸消毒したビンに入れ,よく混ぜ,室温に置いておく。1日で約2倍になる。これにまた酵母水50奸ち肝格60gを入れ,同様に発酵させる。
△海譴鬚△2回繰り返して,「パン種」のできあがり。

パンの材料:パン種(100g〜200g) 粉 塩 砂糖
〆猯舛鮟縞こねて発酵させる。(3〜7時間)
▲ス抜きをして成形をして,また発酵させ(3〜7時間)オーブンで焼いて(約30分)「天酵母パン」のできあがり!酵母水,パン種は冷蔵庫で保管する。IMG_4056 (800x533).jpg
パン種は3日おきくらいに,酵母水50佞帆肝格60gを足して,新鮮な状態を保っておく。
酵母水が残り大匙1〜2くらいになったら,100%リンゴジュース200mlを加え,室温に1日置いておくと,またブクブクと発酵してくる。
1月末に出来上がった酵母水,パン種を使ったり,足したりして,今も元気な酵母を保つことができています。

 この説明でみなさん,わかってもらえたでしょうか〜?。
 でも,とにかく驚いたことに,リンゴと水だけでブクブクと発酵して,パンが焼けるのです。自然の力ってすごいと改めて感じます。なんだか「パン焼きの原点」に戻ったようなかんじです。ドイツなどヨーロッパでは,遠い昔はこうやって家庭でも焼いていたのだろうなぁと思います。こちらでは,リンゴの樹をよく見かけます。リンゴに合った気候なのでしょうが,無農薬で小さいけどたくさんなっていて,身近な果物です。歩きながらリンゴを丸かじりしている人もよく見かけます。酵母水を作る材料としてはいろいろあるのでしょうが,そういう訳で,今回はリンゴで作ってみました。IMG_5748 (800x533).jpg
 パン種を作る材料として「ライ麦の全粒粉」を加えると黒っぽい種になり,「ディンケル小麦粉(スペルト小麦)」を加えると白っぽい種になります。今この2種類のパン種を作っていて,用途に合わせて使っています。
 スペルト小麦:小麦の原種にあたる古代穀物で人工的な品種改良がほとんど行われていない。硬くて厚い殻に包まれているので,虫などから内部を守ることができる。でも製粉歩留りが低い。また小麦アレルギーを発症しにくいともいわれ,栄養価にも注目されている。収穫率が低いこともあり,価格は普通の小麦よりも少し高い。(Bio小麦1毀2€ Bioスペルト小麦1毀3,5€)
 基本の分量にプラスする副材料もいろいろあります。挽いていない小麦・スペルト小麦・ライ麦・オート麦・大麦,粟,ヒマワリの種,かぼちゃの種,ゴマ,亜麻の種,くるみ,レーズン,干しイチジクなど。
粉の種類や配合,プラスする副材料を変えると,いろいろな種類のパンを焼くことができます。
 黒っぽいパン種で,ライ麦パンを焼くのは思ったよりも簡単にできます。でも白っぽいパン種で,食パンのような日本でなじみのあるパンを焼くのはとても難しく,まだ思ってるようなパンは焼くことができません。白っぽいパン種に卵やバター,レーズンを入れて焼く「クーゲルホップ:すぐ近くのフランスのアルザス地方のお菓子のようなパンです」は上手に焼くことができるのですが。パン種自体が「酸っぱい」ので,もともと酸味のあるライ麦パンには向いているのでしょう。 クーゲルホップを焼く陶器製のクグロフ型を街の市場で買い求めました。この陶器製の型で焼くと,とてもいいかんじ(まわりはカリッと中はしっとりと)に焼きあがります!

 私が週に2回庭仕事のボランティアをしているエコステーションには石窯があります。ここで天然酵母パンを焼かせてもらうことになりました。石窯でパンを焼くのは初めてです。私の老後の楽しみとして,「天然酵母パンを手作り石窯で焼きたい」という漠然とした思いがあります。それにちょっと近づくことができる体験です。
 石窯はエコステーションの建物の中にあります。オーヴンとして使うこともありますが,寒い時の暖房としての機能もあります。そのことをあまり考えていなかった私は,6月になって「石窯でパンを焼きたい!」と申し出たので,最初は「暑い時にはできないよ。冬になってからにしよう。」とあっさり言われてしまいました。それでも「8月には帰国しなければいけないので,どうしても焼いてみたい」とお願いして「その日が気温30度以上だったらやらない」という条件付きで,許可をもらうことができました。
 さて,当日は涼しい日で無事,石窯を使わせてもらうことができました。(でもよく考えるとドイツで30度以上になるということはほとんどないのですが)IMG_5381 (533x800).jpg
 約束の時間に行くと,すでに石窯の中には,薪が井形に組んで準備されていました。それに点火して1時間ほど燃やします。通気孔で火力を調整することもできます。充分に石窯の内部が熱くなったら,熾(おき)火を奥にやり,天板をおくスペースを作ります。この日,4種類のパンと2種類のクッキーを用意しました。「いざ!窯へ!」途中開けてもいいのかわからず,10分ほど経って開けてみると「焦げてるー!」クッキーは丸焦げです。あわてて炭をもっと奥にやり,天板を手前におくことに。窯の中はすごい熱気です。その後10分〜20分ほどで,なんとか焼くことができました。クッキーは余熱で更に焦げてしまい,食べられたのは4分の1ほどでした。パンの外側は焦げてしまっているのですが,焦げ味はしなく,とてもおいしいパンが焼きあがりました。この日は,まだ早いのですが私の「送別会」ということで,ボランティアの仲間やエコステーションのスタッフの方が集まってくれて,みんなでパンをいただきました。とても好評でうれしかったです!


 以前,フライブルクの街なかでのデモに参加したと書きましたが(フライブルク便り8),その時に反対していた「再生可能エネルギー」の改悪法案があっさり可決され,8月1日から施行されることになりました。この法律によって,再生可能エネルギーへのエネルギーシフトが10年は遅れるだろうと心配されています。
 フライブルクの環境保護NGOの,BUNDの代表の方と先日お会いする機会がありました。その時の話しでは「考えていたよりも再生可能エネルギーへの転換が早く進んだことの揺り戻しであろう。大手電力会社は再生可能エネルギーを脅威に感じており,大政党にロビー活動をし,巧みな宣伝戦術で世論を誘導して,進展にストップをかけることに成功した。」とのことでした。ドイツでもこんなことが起こりうるのかと驚きました。
 またこの時の話しの中でさらっと「フライブルクの電気(個人向け)は100%再生可能エネルギーでまかなわれている」と言われ,「うわ〜すごい!」とびっくり。フライブルクはやはりドイツの中でも飛びぬけて「エコな街」なんですね。

 それでは みなさん お元気で                                      2014年7月27日

フライブルク便り11

  • 2014.07.08 Tuesday
  • 09:20
 洋菓子を供給していただいている(現在はお休み中です)エコルの松尾さんが今ドイツにいらっしゃいます。 そこでの暮らしぶりを教えていただいてます。
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みなさん こんにちは
 こちらは過しやすい気候で,すぐ近くの湖公園にはたくさんの人が来て楽しんでいます。湖で泳いでいる人,橋から飛び込んでいる若者や,子どもたち,水着姿で日光浴をしている老若男女,ギターを囲んで楽しんでいる人たち,犬の散歩をしている人,バーベキューをしている人,ハンモックで寝ている人,綱渡りの練習をしている人などなど。
 私も夫と散歩をしたり,時にはビールとおつまみを持って行ったりして,楽しんでいます。特に日曜日や祝日は街でお店が開いてないからか,たくさんの人でにぎわっています。

 さて今回は,フライブルク便り1で少し書きましたが,「乗り物」について書きます。
 まず,ドイツ鉄道について。
 私たちは「バーンカード25」を購入しています。これは1年間有効のカードで59€(2等席用)です。このカードを使うと鉄道運賃が25%割引になりドイツ鉄道を多く利用する人にとっては,とてもお得です。私たちはもうたくさん利用したのでモトは充分とっています。しかもこのカードを使うと,駆動用電力を100%再生可能エネルギー由来の電気で利用することになります。「バーンカード50」もあります。これは240€で50%割引になります。
 でも残念なことに,日本の様に毎回きっちりとダイヤルどおりに電車が動いているわけではありません。かなりな割合で5分,10分遅れで,1度は1時間遅れになってしまい,その後の乗り換えに間に合わず,目的地には2時間遅れということもありました。また乗務員や駅員の対応も悪く,旅のはじめからがっかりしてしまいました。また予定していた電車が運行されず,楽しみにしていたコンサートの開演時間に間に合わなかったこともありました。

 ふたつめは,フライブルクの地域環境定期(レギオカルテ)についてです。
 この定期券は,広域の定期として,1984年にドイツで初めて導入されました。フライブルクの周りの黒い森への酸性雨の影響がひどく,どうしたら車の利用を減らすことができ,しかも便利に暮らすことが出来るかと検討して,始められたものです。
 フライブルク市や近隣の2郡内の鉄道,路面電車,バスの合計90路線で使えます。1年定期で525€(1か月43,75€,約5900円)1ヶ月定期52,50€,日祭日には家族で使えて,大人2人,子ども4人までが1枚のレギオカルテで乗車できます。通学定期も充実していて,小学生〜高校生用は1ヶ月36,50€,学生に至っては1学期(6ヶ月)79€(約10700円)。学生の定期は使える範囲も広いのです。一般の定期は,無記名なのでほかの人に貸すこともできます。
 前回書いていビオランドの農園までも,このカードで行くことができました。
 路面電車路線を乗り換えるのに便利なように市の中心の停留所では,複数の電車が同時に到着し,数分後に発車することにより,自由に乗り換えることができます。
 経営は40%が料金収入,60%公費(30%国,州30%フライブルク)となっています。これで交通渋滞を緩和し,市内の排ガス環境を劇的に改善できているのです。こんな風に税金を使ってくれれば,市民としても納得し,応援したくなります。

 みっつめは,自動車・道路について。
 今度の滞在では,自動車はを持たないことにしました。レギオカルテで十分だからです。でもドイツも車社会です。日本と違うところがいくつかあります。
 運転免許は無期限です。ですから私の免許証は25年前に取った時のままで,とても若い時の写真です。高速道路は無料で,速度無制限です。飲酒に関しては免許取得から1年未満の初心者と21才未満の若者は1滴もだめですが,そのほかの人は,ビールなら500ml(中ビン1本),ワインなら200ml(グラスで2杯)くらいは許されているようです。
 どこの街でも街の中心地(旧市街)は車が入ることができないようになっていて,歩行者天国になっています。街なかの道路で,信号がなく横断歩道がある場合は,歩行者が優先です。郊外の一般道路は速度制限100km/hですが,街なかの速度制限は50/h以下なので,ビュンビュン飛ばしている車はほとんどいません。
 少し郊外に行くと信号の替わりにローターリー(環状交差点)がある場合がほとんどです。これは日本ではなじみのないシステムですがとても合理的だと思います。環状の流れにのっている車の方が優先で,ローターリーに入る車は安全を確認して進入し,行きたい方向に出て行きます。進入口には段差が作られているので,徐行せざるを得ないようになっています。郊外に信号を作る必要がないし,スピードの出し過ぎも防ぐことができます。IMG_4701 (800x533).jpg 
フライブルクから電車で50分で行くことのできるスイスのバーゼルという街があります。(先ほどの地域環境定期とバーンカードを利用すると片道4,40€です)この街は駅から中心地まで行くのに,
驚いたことに,ほとんど信号がありません。交通量はけっこうあるのにローターリーがあったり,信号なしの横断歩道があったり,路面電車もあるのですが,みな譲り合って,スムーズに交通が流れています。

 よっつめは,自転車についてです。
 私たちは自転車も持たないので,街なかでの実際の事情はよく分からないのですが,歩道のすぐ横には自転車道路があり,けっこうなスピードで走って来ます。
 日本では見かけないおもしろい自転車もあります。たとえば,普通の自転車に子ども用のワゴン(?)を後ろに付けているものです。ワゴンは取り外しができ,そのままベビーカーのように手押しで使うこともできるのです。
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説明が難しいので写真を見て下さいね。たいていは子どもがふたり座れるようになっていて,雨の日でも大丈夫なようにビニールもかけることもできます。ワゴンの後部には,車からも存在が分かるように旗が立ててあります。このタイプは25年前にもありました。
 ドイツの人たちはサイクリングがとても好きです。郊外の「黒い森」の中を歩いていると,サイクリングの人と時々会います。すごい坂道なのに驚きます。また老後,自転車旅行をすることを楽しみにしていると,複数の人から聞きました。目的地は決めなくて,行き着いた街で泊ったり,川辺で本を読んだり,2か月くらいも(お金が続くまで)ずっと旅行すると聞き,びっくりしました。

 さて,話変わって,最後は食材の話。
 春から6月にかけて,市場やスーパーには「白アスパラガス」が山積みになって売られています。収穫は6月24日聖ヨハネの祝日までと決まっているようです。春を告げる食べ物として,とても親しまれていて,レストランでもいろいろなメニューが登場します。日本のグリーンアスパラガスよりもずっと太くて,ほのかに甘みがあります。太さによって値段が違い,太い方が高価で,柔らかくておいしいです。Bioのもので平均110€くらい。1圓如ぢ世気砲茲蠅泙垢,だいたい20本くらいです。
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 基本的な料理の仕方:“蕕鮓めにむく。▲譽皀鶲貔擇譟け少々,バターと,皮をむいたアスパラとむいた皮を鍋に入れ,ひたひたの水を入れて火にかけ,沸騰して10分位茹でる。hГ任討い覺屬縫宗璽垢鮑遒襦淵▲好僖蕕肇宗璽垢脇瓜に出来上がるように)。卵黄,白ワイン,塩を湯煎でよく混ぜ合わせる。溶かしバターを少しづつ加えて,よく泡立て,ソースを作る(マヨネーズの油分が溶かしバターになった感じのソース)い罎任△ったアスパラにソースをかけて出来上がり。ヨГ能舛砲米を入れてリゾットができます。ホワッとアスパラの香りがしておいしいです。

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 先月書いていたビオランドの宅配野菜の中に1本きゅうりが多く入っていました。たぶん私たちが植えたきゅうりが収穫できたのだと思います。きゅうりは日本のものの2倍は太くて,「瓜・うり」なんだなぁと実感します。果物のようには甘くはないけど,甘みがあり,瓜のような口触りで,おいしいです。うれしい!

それでは みなさん お元気で。                                                                           
      
エコル 松尾 和子             2014年6月29日

八坂石鹸より

  • 2013.12.21 Saturday
  • 17:17
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お世話になっています。もう後わずかで、今年も終わりますが、八坂石鹸では、
毎年1月の初めは、初荷企画をしています。八坂石鹸の製品を御注文の方へ
10%引きの価格にして、上の写真液体石けん(リサイクル・バージン)をお買い上げの方には、
写真の手づくり炭石鹸をプレゼントします。
この炭石鹸は、バージンのヤシ油と牛脂を釜で炊き上げ、石鹸の生地を作り
竹炭の粉と竹酢液を混ぜたものです。そのほかは何も入っていません。
洗顔でも使って欲しい石鹸です。液体石けん1個に炭石鹸1個です。
来年も、よろしくお願い致します。 
 

八坂石鹸より

  • 2013.11.19 Tuesday
  • 12:08
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この写真、なんだか分かりますか。
実は、2年ほど前に、香川県の印刷屋さんから「うどんの煮汁が香川県では公害になっている、それを何とかしたい」と依頼を受け、作ったうどんの煮汁石鹸です。むこうでは、「うどん鹸」として、今年の11月より発売になりました。台所使用で、八坂石鹸の洗濯固形石鹸を少し改良して上の写真のようになりました。パッケージは、印刷屋さんですから色んなアイデアを募り、作られたようです。地元の新聞やTVで、話題になっています。売れると良いですね。

 

                            八坂石鹸

八坂石鹸より

  • 2013.09.30 Monday
  • 12:51

柿渋粉石けんを作ってみました。  八坂石鹸

 

柿渋粉石けんを、ゆうき生協から仕入れた柿渋で作ってみました。
洗濯用粉石けんの生地を作ります。
それに柿渋を配合しますが、約2%位入れてみました。
yasaka12.jpgyasaka14.jpgクリックで挿入



石けん生地と、炭酸ナトリウム、ボウ硝を混ぜます。それに柿渋を配合します。


 混ぜ合わせると、色が紺色のようになり、ちょっとびっくり。

yasaka15.jpgクリックで挿入yasaka17.jpg

乾いてくると茶色になります。これを一晩置いときますと、粉に出来るように


硬くなります。この柿渋は、タンニンやポリフェノールが含まれていて、

殺菌
効果、消臭効果があり、加齢臭等の匂い取りに効果を発揮します。

手作り柿渋石鹸を作っていて、柿渋が加齢臭に効果があると お客様から、

事が戻ってきたのがきっかけで、作ってみました。ゆうき生協会員の皆さん、

商品として注文用紙に載った時には、是非使ってみてください。

 

 

 

八坂石鹸3

  • 2013.07.01 Monday
  • 13:10
 八坂石鹸より投稿です。

お世話になります。7月、8月は、全国的に石けん月間です。そのため八坂石鹸では、ゆうき生協を通じて、価格のサービスをしています。夏になりますと、洗濯ものが増えますから、普段の2倍ぐらい、石けんを使うのではと思います。それで、昔よくやった合成洗剤と石けんの発芽実験の写真を掲載します。使用した石けんは、八坂粉石けん、洗剤は、アタックです。yasaka12.jpg

近所の川の水を使って、石けんと合成洗剤は 使用基準の10%を使いました。見てもらって分かると思いますが、 水と石鹸は 発芽が順調に進みました。合成洗剤は、途中から発芽が止まりました。水よりも、石けんの方が発芽の生育が良いようですね。水道水で実験をしますと、又違った結果が出てきます。
yasaka11.jpg

そんな訳で、水道水でもやってみました。やり方は、水が、水道水と川の水の違いだけです。水と、石けんは、川の水と同じように発芽が進みます。洗剤は、全然発芽をしません。川の水と水道水では、発芽の状態は大した違いは無いようですが、川の水の場合は、栄養素が多いせいか 石けんは、水よりも発芽は早いようです。水道水よりも、栄養素が多いから、石けんの方は、発育がいいのですね。ですから、合成洗剤も少しは発芽します。

しかしながら、やはり途中で止まってしまいます。このことを通じて、合成洗剤は、環境負荷が多い洗浄剤だと思われます。簡単な実験ですが、簡単にどちらが環境に良いか悪いかを、見極めることができます。どうでしょうか、石けんを使いましょう。
                 

                 八坂石鹸  
増田 明宏 

八坂石鹸2

  • 2013.06.04 Tuesday
  • 17:33
 八坂石鹸さんより投稿第2弾です。

お世話になります。前回、粉石けんの作り方を書きました。

八坂石鹸の原料は、皆様方が集めた使用した廃油です。この廃油をこのまま、石けんにしますと、変なにおいがしたり、色が茶色がったりしますので

八坂石鹸ではそれらを摂るために工夫をしています。

 

 


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一日目に焚き終えたら、石けん分だけ取り出し、もう一度焚き込みます。

その時、塩を加えて、塩析をします。  
何のためかと言いますと、塩析をして不純物を
取り除きます。廃油の場合は、油以外のものも入っていますし、何回も使って色も黒くなっていますから、そのままだと、石鹸中に混合されています。これらを除くために 水や水酸化ナトリウムや塩を使って石鹸分だけ取り出すのです。そうすると色もきれいになりますし、匂いも摂ることができます。余談ですが、私が八坂石鹸を継いだ頃、フジに納入する様になったのですが、「石けんの匂いをどうにかしませんか」との依頼がお客さんよりありました。それでそのまま香料を入れてみたところ、かえって変なにおいがして、前よりも匂いが強くなりました。それから、石けんの匂いを摂るために作り方を今の様にし、レモンの香料が配合出来るようになりました。廃油は、酸化したものもあり、匂いを摂ることが難しいまです。一般的なリサイクル石鹸とは、廃油をそのまま石けんにしますので、油のにおいが残っています。多分、八坂リサイクル粉石けんは、普通の粉石けんとあまり変わらないほど匂いが摂れていると思っています。よろしくお願いいたします。

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八坂石鹸

  • 2013.06.01 Saturday
  • 11:58
 八坂石鹸さんより投稿です。

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お世話になります。ここの所、石けんを身近に感じられるようにと、ブログを書いていますが、ゆうき生協の掲示板にもと思い、書いてみました。組合員の皆さまから集められたてんぷら廃油100Lを釜に入れます。それに熱を加えて、苛性ソーダーを徐々に入れて行きます。

yasaka2.jpg

3時間位すると石けんになります。この工程を鹸化と言いますが、中々難しい行程です。

出来あがったせっけんを冷やし、石けんの上の部分だけ取り出し、ミキサーで炭酸ナトリウムを混ぜ、それをチップにして置いときます。

yasaka3.jpgyasaka4.jpgyasaka5.jpg


一晩経つと、粉にしやすくなりますからそれを粉砕機で粉にして、袋詰めをして出来あがりです。

梅雨の時期ですと、自然乾燥でやっていますから 湿気があり粉にしにくいので、時間をかけなければいけません。ほとんど手作業でやっていますから、中々大変な作業の連続です。そうして、ゆうき生協を通じて、皆さまの元に届きます。

簡単に書いてみましたが、作り方、御理解いただけましたか。又、書けるときは載せたいと思います。
ちなみに私のブログは、イヨブログ内のこだわりの石けん屋です。   http://yasaka.i-yoblog.com/です。HPからでも見られます。
よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

職員のおすすめ供給品16

  • 2013.03.25 Monday
  • 14:33

毎週月曜日に更新していました職員のおすすめ供給品ですが
4月より不定期更新になります。ご了承下さい。


 すっとゆず.jpg

すっとゆずドリンク

(10缶)(OCR145 1055

すっとゆずドリンク

(30缶) (9130   2995 


今回、私がオススメする供給品はヒカリ食品の「すっとゆずドリンク」です。我が家の冷蔵庫にはだいたい入ってます。30缶で買うとお得なんですが、すぐ無くなるので10缶ずつこまめに買ってます・・・。

後味が爽やかで甘すぎず、グイッと飲んじゃいます。もちろん市販のジュースとは違って保存料、着色料、香料、クエン酸、果糖ブドウ糖液糖 なんかは一切使ってません。これからのお花見や行楽シーズン、お酒もいいけどこのジュースも是非お供に加えてみてください!!


CIMG2051.JPG

職員  若宮 圭輔


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